主な特長
1.細菌に対して高い抗菌活性をもつ2種類の抗生物質を効果的に配合しています。
2.有効成分はともに作用点が異なるため、耐性がつきにくい製剤となっています。
3.抗菌範囲が異なる2種類の有効成分を配合しているため、単剤よりも抗菌範囲が広い製剤となっています。
効果・薬害などの注意
1.石灰硫黄合剤との混用はさけ、また、ボルドー液と混用する場合は、使用直前に混合してください。
2.本剤の使用により、薬害としてクロロシス(黄化現象)を生じることがあります。特に高温多湿時には薬害を生じやすいので、留意の上散布してください。
3.はくさいにおいては、高温時又は幼苗期には薬害の影響が大きいので、この時期の使用はさけてください。
4.ばれいしょの種いも消毒に使用する場合は下記の事項に注意してください。
(1)萌芽後や種いも切断後の処理は薬害を生じるのでさけ、必ず萌芽前に種いもを切断せずに処理してください。特に植付後の地温の上昇が遅れた場合には、萌芽や生育遅延が助長されるので春先の気温の低い地域では注意してください。
(2)浸漬処理の場合、浸漬時間が長くなったり、高濃度液に浸漬すると薬害を生じやすいので所定の浸漬時間及び希釈倍数を厳守してください。
(3)散布の場合は、種いもを床等に十分に拡げ、種いも 100kg 当り 2.5 ~ 3.0L の割合で種いも全体が均一にぬれるようにていねいに散布してください。
(4)薬剤処理した種いもは長時間ぬれたままにしておくと発芽遅延等の薬害を生じるので、風通しのよい場所ですみやかに乾燥させてください。
(5)種いもを切断する場合は処理した薬液が十分乾いてから行ってください。
(6)薬剤処理した種いもは、食糧又は飼料には使用しないでください。
5.なし及びりんごに対しては、重複散布や多量散布は薬害を生じる場合があるので、所定の希釈倍数を厳守してください。
6.たばこの角斑病に対しては、発生初期に時期を失しないように散布してください。
7.シクラメンの葉腐細菌病に対する土壌灌注の使用液量は、直径 15 ~ 20cm の鉢が基準であり、植木鉢の大きさにより適宜増減してください。
8.本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。